花巻を観る
花巻の一番星をめぐる
胡四王神社こしおうじんじゃ

標高176mの小高い里山である胡四王山の頂上にある神社。
もともとは8世紀末に坂上田村麻呂が安置したとされる薬師如来を本尊とする寺で「医王山胡四王寺」と呼ばれていました。文化15年(1818)に本尊を薬師如来から医薬の上の大己貴命少名彦命にかえて、現在の神社へと変わりました。
胡四王は植生が豊かな山でもあり、特に春は神社までの道中にカタクリの花が咲き誇り、参拝者の目を楽しませます。
過去、毎年1月2日には「胡四王蘇民祭」が行われていました。
蘇民祭は人々の無病息災や五穀豊穣を祈って行われる岩手県を中心とする伝統行事です。親札と呼ばれると呼ばれる御札と「コマ木」と呼ばれる文字などが書かれた小さな札が入った袋(蘇民袋)をふんどしの男性たちが争奪するという激しいイベントです。
「胡四王蘇民祭」は1865年(慶応元年)に原因不明の難病が流行したために、疫病退散・家内安泰・五穀豊穣・村内安全を祈願して始められたと伝えられています。
現在は争奪イベントの実施は行わず、神事のみ実施されています。
基本情報
| 住所 | 〒025-0011 岩手県花巻市矢沢3-160 |
|---|---|
| 電話・FAX | TEL: 0198-31-2768 |
| 駐車場 | あり |



